呪殺の蝋人形とは
「呪い」と聞くとあなたは何を思い浮かべますか?
日本においては、藁人形などといったものを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
ヨーロッパでも人形を使った呪いは非常にポピュラーで、蝋人形や粘土人形は古くから呪いの道具として使われてきました。
特に王族や貴族内での権力争いが激化していた中世ヨーロッパでは、ライバルを蹴落とすために蝋人形の呪いが盛んに行われてきたと言われています。
多くの権力者が蝋人形の呪いによって呪殺されてきたのです。
蝋人形で標的を呪う方法
蝋人形を使って標的を呪い苦しめる方法をご紹介します。
蝋人形を使った呪いを行う姿は、決して誰にも見られてはいけません。
標的に対する呪いの効果を得られないどころか、自分自身に呪いが跳ね返ってしまうからです。
蝋人形の準備
蝋人形の呪いを行う際に一番重要なことは、呪いたい標的によく似た蝋人形を使うということです。
標的の身体的特徴など、蝋人形が似ていれば似ているほど呪いの効果が高まるのです。
また、呪いの効果を高めるためには以下の方法も有効です。
- 蝋人形の中に、髪の毛、爪、唾液といった標的の身体の一部を埋め込む
- 蝋人形に標的の名前を刻み込む
呪いの方法
こうして準備した蝋人形は、まさに標的の分身ともいえる存在です。
蝋人形に与えた苦痛は、恨みに思う標的自身にも与えられます。
つまり、蝋人形の腕をもぎ取れば標的自身の腕もへし折れ、蝋人形の目玉に針を突刺せば標的は失明するのです。
標的に対する恨みつらみを念じながら蝋人形を痛めつけます。
この呪いの効果は蝋人形を元通りに修復するまで続きます。
そのため、痛めつけた蝋人形を誰の目にも触れない場所に隠しえしまえば、標的は長きに渡って苦痛と戦うことになるのです。
蝋人形を使って簡単に標的を殺すこともできてしまいます。
蝋人形を火で炙り、ドロドロに溶かしてしまえばよいのです。
そうすることで標的は、全身を駆け巡る激痛に襲われながら謎の死を遂げるのです。
呪いの粘土人形の作り方
藁人形や蝋人形と同じく、粘土人形も呪いの道具として一般的に使われてきました。
粘土人形の材料には、黒魔術らしい不気味なものが多く使われています。
【粘土人形の材料】
- 墓場の土
- 墓場から盗んだ遺体の一部を焼いた灰(男女一人分ずつ)
- 毒蜘蛛の死骸
これらの材料と酒を混ぜて人の形にします。
恨みに思う標的の顔を思い浮かべながら、標的をどう苦しめたいのか念じながら捏ねるのがポイントです。
完成した粘土人形は、蝋人形の呪いと同じ方法で標的を呪い苦しめ、殺すのに使えます。
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