愛の呪文│標的の愛を獲得する簡単で強力な呪文

ヨーロッパの黒魔術

愛の呪文とは

異性に愛されたい・愛する標的の身も心も手に入れたいというのは、時代や国を問わず多くの人々が抱く願いです。

特に中世ヨーロッパでは、人々のそういった願いから、媚薬を使った魔術が多く使われてきました。

しかし近世になるにつれて、媚薬を使わずにもっと簡単に標的の愛を手に入れることはできないか考えられるようになりました。

標的に気付かれないように媚薬を使うのは難易度が高いためです。

そこで広がったのが、呪文を使った魔法です。

簡単な愛の呪文を唱えるだけで自分が愛する標的を手に入れることができるため、この類の魔術はまたたく間に世間に広まりました。

愛の呪文の代表例

愛の呪文には様々なものがありますが、古くから伝わる代表的な呪文をご紹介します。

外国で生まれた呪文は発音が難しいものが多いですが、スムーズに言えるとその呪文の効果も高まります。

標的を振り向かせる呪文

標的の心を自分に惹きつけたい・自分の魅力に気づいてほしいというときに有効な呪文です。

カフェ・カシタ・ノン・カフェラ・エト・プブリア・フィリエ・オムニバス・サイズ

この呪文は、愛する標的の背中に向かって唱えます。

標的が自分に振り向いてくれるよう強く念じながら、標的の背後でつぶやくのです。

呪文を唱えている最中に標的に気づかれてしまうと呪文の効果を得られないので注意してください。

離れた愛を戻す呪文

過去に愛し合った相手の心を取り戻すための、言わば「関係復活呪文」です。

これは、別れた恋人を忘れられない・不倫をした配偶者を自分のもとに取り戻したいという場合などに使える呪文です。

この呪文が生まれた当初は、夫に浮気をされた妻が夫の心を取り戻すためにこの呪文を使ったと言われています。

オン・レーカ・トピーカ

標的の両手を握り、標的の心が自分のもとに戻ってくるよう祈りながらこの呪文を唱えるのです。

手を握ることが難しい場合は、標的が身に着けていた衣類を使っても同様の効果があると考えられています。

ソロモンの鍵のペンタクル

ヨーロッパの古典的魔法書である「ソロモンの鍵」には、標的を意のままに操るためのペンタクル(護符)が記されています。

このペンタクルを用いて、恨みに思う標的を意のままに操り呪い苦しめることも、愛する標的を操って身も心も手に入れることもできるとされています。

このペンタクルに限らず、愛の呪文は標的を操ることができるという特徴から、使い方を間違えると標的を呪い殺すこともできてしまいます。

呪文の標的をどうしたいのか・標的とどういう関係になりたいのか明確に念じることを忘れないでください。

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